SCIフォーラム インタビュー【岩原 明彦】

岩原 明彦(いわはら あきひこ)

株式会社デンソー キャリアパートナー
岐阜県生まれ。81年日本電装株式会社(現・株式会社デンソー)入社。人事部、総務部を経て、2005年からCSR推進室長としてデンソーグループのCSR推進を担当する。2017年5月に愛知県経営者協会へ出向。愛知県経営者協会総務・企画部部長。

 

1990年の社会貢献セクション立ち上げから関わる

――岩原さんのこれまでのお仕事や活動をお聞かせください。

岩原 1990年に会社(デンソー)の中の社会貢献のセクションが立ち上がり、そのセクション立ち上げからずっと関わり続け、2000年になってからCSRの部門が立ち上がり、CSR推進を結構長くやってきました。

ビジネスをしていく上で、クローズのままでいいのだろうか?

岩原 CSRに長くかかわった後、東京に行きました。東京ではちょっと違う仕事をしていたのですが、東京に行って一番感じたのは、社会に対するなんというか、「関わり方」「社会に対する気づき」だとか「感度」だとか、そういうものが中部・東海地区とは違うなって、すごく感じましたね。

――東京の企業は具体的にどんな活動をしていらっしゃいますか?

岩原 まずは出会いの場を求めていますね。企業人が。講演会に参加したり、セミナーに出たり、イベント出たり。そこからネットワークができて…というのがすごく多かったです。

岩原 いまはものづくりで、当地は発展していますけれども、これが続くのか?と思った時に、「ビジネスをしていく上で、このままクローズでいっていいのだろうか?」というのを、すごく感じました。

というところで、今回この「SCIフォーラム」が出てきた。一つの機運は、もっと社会に出ていくようになっていく、そこからいろんな気づきがあるはずで、その気づきは次の事業に、きっとプラスになるというのを感じてこの事業に期待をしています。

 

CSRからCSV、そしてSDGsへ、言葉は変わっているが、本質は変わっていない

――SDGsに対する岩原さんの見方を教えてください

岩原 言葉がいろいろ変わってきて、最初はCSRから入ってCSVにきて、それからSDGsと。言葉自体は変わっていますが、本質は変わってないと思っています。

ただ、CSRは概念がわからなかった。特に経営者はなかなか、理解できなかったと思います。

CSVになって初めて社会の意識を見よう、考え方を入れようというふうになった。しかし、実際何をやればいいのかわからない。

そしてSDGsですね。SDGsのいいところはやっぱり、ゴールがはっきりしているところです。それがクリアになったので、だいぶ皆さんの腹落ちが違ってきたように思います。若干「これがゴール?」というものもありますが、具体的な目標や活動内容が決まっているというのは経営者としてわかりやすいのだと思います。

 

SDGsの中でも人権や労働、人まわりの分野の領域にフォーカスして

――岩原さんは経営者協会でも勉強会をされていると思います。やはりSDGsへの関心は高まっていますか?

岩原 高まっていますね。特にうち(愛知県経営者協会)は、人事労務にある程度フォーカスしています。経営がということになってくると、先ほどの中でも、「多文化共生」「サプリチェーンの問題」「長時間労働」などは、すごく関心が高いです。

経営者協会で関わるのは、SDGsの中で、人権とか、労働とか、人まわりのところに絡んでいる領域なので、微力ながらそういった分野でSCIフォーラムに関わっていけたらと思っています。

(インタビュアー:中島康滋)